痛みも苦しみも口にしないで
貴方は一人で傷つき続ける
あの人のためなら自ら苦しみを背負う貴方は
悲しいほど優しく
強く
そして、脆い
優しい人は怖すぎるから
辛辣でいい
声を聞かせてください
一人悲しみの中で踊らないで
どうか私の手をとってください
きっと貴方を導いてみせます
貴方をいざなうこの手が消える前に
貴方を
あの方の所まで
貴方が自ら傷ついてまでも
あの方守りたいと想うその気持ち
私にとっては
貴方がそんな存在でした
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「刻の欠片」より、リト(主人公)→マナトの心情。
えーっと、私の表現の仕方のせいでちょっと意味プーな
「優しい人は怖すぎるから」というのを解説します。
優しい人というのは、優しすぎるせいで
それ故にいつの間にか本人がボロボロになってしまっても
決してそれを見せない。
だから、その人が優しさ故に傷つき続けるのが怖い。
優しく大切にして欲しいなど思わない。
貴方が傷を負ってまで大切にしたいと思える相手は一人だけでいい。
優しいよりも辛辣なくらいが、自分にはちょうど安心できる。
という意味合いでした。
なんか解説まで詩っぽくなってしまった………
ネットが出来なくて悶々としていた昨夜
とある曲を聞いた瞬間にふと浮かんだ詩でした。